最近チップチューンへの憧れがすごく、”Little Sound DJ”略して”LSDJ”と呼ばれるチップチューン用の作曲ソフトを使用してチップチューンを作り始めました。
このLSDJ、エミュレーターでも触れるけどやっぱり実機のGBで動かしたい!
だってそのほうがかっこいいし...ということでやってみました。
①LSDJを手に入れよう
公式サイト→Little Sound DjでPayPalで購入できます。498円でした。
購入するとゲームボーイのROM形式、.gbファイルでダウンロードできます。
②GB USB SMART CARD
カセットでの販売はないので、①で手に入れた.gbファイルをカートリッジに書き込みます。GB USB SMART CARD 64Mを使うと簡単に書き込んで実機で使えます。miniUSBケーブルを使用するのでそちらも一緒に買うと良いです。
③EMS-Flasher
このGB USB SMART CARDにLSDJを入れるために必要になるのが、EMS-Flasherです。私はここ↓↓から入手しました、GitHubでも入手できるみたいです。
この3つが揃えば勝ったも同然です。ターミナルを開きましょう。
cd(チェンジディレクトリ)でems-Flasherが入っているディレクトリまでいきましょう。
例えば、私の場合先ほどダウンロードしたファイルをデスクトップで解凍してファイル名をemsという名前に変えたので
cd Desktop/ems
とターミナルに入力し、Enterをおします。これでデスクトップにあるemsというファイルの中に移動できます。そしたら次は、
./ems-Flasher --help
と入力してみましょう。なんかぶわってでてきました。
いろいろ書いてありますがここに注目。
Options:
--read read entire cart into file
--write write ROM file to cart
--title title of the ROM in both banks
--verbose displays more information
--bank <num> select cart bank (1 or 2)
--save force write to SRAM
--rom force write to Flash ROM
英語ですがまぁ高校までの英語でなんとかなりそうです。
--write がなんかすごく書き込んでくれそうな感じを醸し出してますね。
その通りです。ターミナルに、
./ems-flasher --write (LSDJのファイル名).gb
を書くわけですが、ターミナルを初めて使ったパソコン苦手マンだったので全然入ってくれずに3万年くらい悩んでました。LSDJの.gbファイルまでのパスを書くということに気づいたときにはおばあさんになっていました。わたしの場合、アプリケーションにLSDJという名前で.gbファイルを入れていたので、
./ems-flasher --write /Applications/lsdj.gb
と書くと入れることができました。パソコン音痴にはきつかったです。
これでEnterを押すと、一瞬固まったかのように見えるのですが安心してください、パソコンさんがLSDJを必死で書き込んでいます。数秒から数分かかるかな?改行されてカーソルがいつもどおりピコピコしだしたら書き込み終わった証拠です、ゲームボーイにさして電源をつけてみてください。ハッピー!
やり方はここまでです。
一旦できると簡単なのですが、実はここにたどり着くまでに結構時間がかかりました。
最初に購入したGB USB SMART CARDが壊れていたみたいで、ケーブルを何度繋いでもLEDが光らないしパソコン側も認識していませんでした。書き込もうとした時に
Could not find/open device, is it plugged in?
と出る場合は、「みつからへんで、ちゃんとデバイスつないでるんか?」と言われているので、GB USB SMART CARDが壊れているかデータをセーブする電池がきれているかのどっちかです。電池が切れている場合は開けて電池を交換したらよいのです。基本的に今売られているのはGB USB SMART CARD 64Mらしいですが、もし32Mを買ってしまった場合、電池の交換に はんだ付けが必要らしいです。電池はCR1220です。
これでみなさんもハッピーライフ!